赤子の日記

僕は頑張るよっ

絵本

「絵本を読んであげる。」そうやっておじさまと約束したのに。

28歳の殿方は「おじさま」と呼ぶにはまだまだ若いですが、私の我儘をいつも聞いてくれる賢いお方で手を伸ばしても到底触れることも出来ないまるで月のようなお方でございました。

一度は月に触れましたが、すぐ地上に叩き落とされました。人間として未熟で子供の私はその事実を認めることが出来ず、「彼は忙しいから…」とずっと待っていました。今はもう我儘を言うことは出来ないし、隣で手を繋いで眠ることもないでしょう。

校外学習でおじさまだけに買ったお土産もまだかまだかと部屋の片隅に保管されています。

「好きにならないから。」これが彼に火をつけたんでしょう。

最終的に私は彼に恋に落ちたかといえば疑問ですが依存していたことは確かです。

私だけ。という優越感が堪らなかったんでしょう。おじさまほど刺激的でリスクのあるお相手はもう今後現れないと思います。

ただの女の勘ですが、今は私より歳の若い純粋な女の子と関係を持っていると思います。もしそうであるのなら、異例でも特別でもなんでもなくなり、おじさまはただの男になってしまうのです。そして私は長い夢から醒めるのです。

赤子誕生

はじめまして。

お昼休みに1人、誰もいない講堂で長いカーテンの隙間から差す太陽の光を浴びながらグランドピアノの音色をポロンポロンと奏でている女子高生です。因みに最近いつものように講堂に向かうと、いつもの陰から覗いていた下級生2人組にピアノを占領されていました。

この世に生まれてから本気で頑張ったことなど一度もなく、全て流れに任せて刺激を求めて、警察に逮捕される、2回の謹慎、違法で異例の恋愛関係、入学願書提出し忘れる…など17歳を堪能した結果、学生鞄にたくさん付けているストラップをお揃いで購入した友達は皆いなくなり、唯一本気だった殿方にもすてられ、そしてこの度大学受験滑りました。

人生はプラスでもマイナスでもなく最後は0で終わるのだ。』と今はポジティヴに考えているのですが、やはり人生そんな甘くないもんで。

とりあえずブログでも書くか…と、こうしてつまらない記事を書いています。

どうぞ、暇で自慰行為でもしようかなと思った時には是非読んでくださると嬉しいです。

ではまた。